2013年6月2日日曜日

永遠の緑の愛に包まれて

いつまでも
いつの日も

永遠の

植物たちの愛に
つつまれている
たくさんの祝福と
守護が
永遠に

ともにあることを




 
 
お友達のSちゃんと半年以上ぶりに再会。
場所は、彼女の勤めるハーブ専門店。ちょくちょく頻繁にお店に通っていたのに、
なぜかSちゃんとは一度も会わない。辞めたのか…どうかしたのかしら…と気にかけていた。
 
やっと久しぶりに会えたSちゃんは、なんだかちょっと雰囲気が違う。
なんと結婚したそう!わお!おめでとう~!!!
そうかそうか。うんうん。ひとしきり近況を話しあって盛り上がり、
彼女のお勧めのハーブを買って、ほくほくして帰った。
 
数日後。
Sちゃんからメールが入る。「来月、結婚式を予定していて、そのためのトリートメントを
ぜひお願いしたい」とのこと。
 
なんとなんとウェディングトリートメントのご依頼!うれしすぎる。
Sちゃんとは、数年前ボディワークやフェイシャルの修行時代に、
お互いのお家を行き来して、交換施術を重ねてきた仲間。
そんな彼女の晴れ舞台のお手伝いを私にさせてもらえるなんて、なんて光栄なことだろうか!
 
ですが、縁がわノ窓。
一般的なエステっぽい痩身とかゴージャス美顔とかはできませんのよ…というか、
Sちゃんもそこを求めてたら、私には頼まないか笑。

彼女は日本でも有数のハーブショップに勤めているハーブの専門家。
私より断然ハーブに詳しい。
 ナチュラルで自然体、昔から緑や生物が好きで、それをずーっとまっすぐにやってきたような人。
 
そんな彼女に合うように、ただただシンプルに、ハーブを使おう。
できたて新鮮な手作りのものを用意しよう。
信頼して私に依頼してくれたSちゃんのために、
気心が知れているからこその、オリジナルのメニューでやろうと思った。

まずは、お式までの日々に体調やお肌を整えられるように、ウェディングハーブティーをブレンドさせてもらう。

グァバ、ローズ、ジャスミンフラワー、ルイボス、マローブルー、
ごぼう、黒文字、ヤロウ、ホーリーバジル

まさにウェディングっぽい、華やかで高貴な感じのお茶になった。

そして花嫁さんにはやはりできるだけローズを使いたい!ので、米ぬかオイルでローズの浸出油を作成。
これをベースに、フェイスクリームやクレンジングクリームを作り、セッション時に使用。
ローズの蒸留水はお水に入れても飲めるように、作りたてをスポイト式の瓶につめて。
背中のケア用に、はと麦粉とニームのお粉とモンモリオナイトを混ぜたパウダーをからだ洗い粉として使ってもらう。
セッション時にはこれを背中にパック!

などなど、アイテム作りも実験的ですごく楽しい。
専門的には彼女の方が詳しいので、こういうのはどうかなー?って感じで楽しみつつ。

全身ボディ+フェイシャルのトリートメントを2回させてもらいました。
1回目は彼女の実家に伺って、サンルームのある、緑に囲まれた、お家で。
小さい頃本当に私はこういうお家に憧れてて、彼女のお母さんも花の精みたいな
かわいらしくて素敵な方で、久々にお会いできたのも本当にうれしかった。
そんな花嫁のお母様にもフェイシャルを施術させていただいた。

2回目は私のサロンルーム(現在じわじわと準備中)にて。
ボールにカモミールとジャスミンを入れて熱湯を注ぎ、バスタオルを頭からかぶりながら
ハーブの蒸気を顔に当てる、原始的なフェイシャルスチーム!
半ば強引に、セッション前にやってもらいました。これ気持ちいいんです。
ハーブの香りもすごく純粋に入ってくるし。じわーっと毛穴がひらいて、浸透する。
でもふつうサロンだとやりません。機械でやりますね笑
そのところもSちゃんはよく分かっているので、いい塩梅にやってもらいます。
1回目の時よりだいぶ足の滞りが良くなっていたので、さらにしっかり目に。
サンダルウッドとジュニパーの精油にローズの香油を加えたオイルで全身くるむようにトリートメント。

Sちゃんのおかげで、結婚式を控えた花嫁さんにセッションをすることが、
こんなにワクワクした幸福感にあふれるものなのだということを、初めて体験させてもらった。
そして、トリートメントが楽しいということも、改めてひしひしと味わった。
Sちゃん、本当にすばらしい機会を与えてくれてありがとう!

トリートメントの2日後、彼女はハワイへ旅立ち、無事に挙式をあげられたようです。
ハワイの自然たちにもたくさん見守られたのだろうなあ。

マナたっぷりのSちゃんの花嫁姿、写真を見せてもらうのがとても楽しみだ。

 











2013年3月22日金曜日

沖縄の植物たちとつながる

沖縄へ2泊の旅に行ってきた。
旅の最後の目的は、沖縄南部の有名なカフェ「浜辺の茶屋」で働く友達に会うこと。

彼女とは、9年前、一緒に京都のカフェで働いていた。
あれからお互いいろんな変化をしたし、近くで過ごしたのは9カ月くらいで、その後はたまに連絡するくらい。
だけど、不思議といつも私の大事な何かをちゃんと掴んでいてくれる。そして、大事なものとつないでくれる。

屋外の観光的な場所を訪れるには、ずぶぬれになりそうな朝からの強い雨風。
以前、贈ってくれた沖縄のハーブティがおいしかった話から、ならばと近くの薬草ハーブのお店へと連れて行ってくれた。
少し前から、沖縄のハーブは気になっていて取り寄せていたけれど、実際手に取ってみられるのがうれしい。

植物の効能で選ぶというよりも、どう育っているかとかどう扱われているかとか
自分と交流できそうなものかどうか、感じることがすごく大事。
思いのほか、沖縄のハーブをたくさんたくさん仕入れることができた!

地元の沖縄の八百屋さんも案内してくれて、沖縄の野菜のパワーも感じる。

その後、垣花樋川という高台にある湧水の場所へ。
きれいな透き通った水と小さい花々に、妖精がただようような雰囲気に思わず歓声をあげた。
周辺の美しいクレソン畑、守り主のような可愛いイモリ。
一番上の中央の岩の中から流れる水場の神聖な空気。あれだけ降っていた雨は気づくと止んでいた。








そして、彼女の職場である「浜辺の茶屋」の上にある「さちばるの庭」へ。
圧倒されるほど、大きなカジュマルの樹!
丁寧に作られた庭に気持ちよさそうに育っている植物たち。海風に吹かれている。





沖縄の植物の話をまじえながら、お庭を案内してくれた彼女は
びっくりするほど風景になじんでいてまるで、妖精の案内人のようだった。



雨の晴れ間、大きな窓が開いた。この景色、見たかった景色。
  


最後に、「浜辺の茶屋」でコーヒーと彼女の作ったガトーショコラを。
ガトーショコラといえば京都のカフェで働いていた時の印象的なデザートだった。
やさしい味。いろんなことを思い出す。心とからだにしみていく。

私が見た沖縄の緑はすごく濃くて、生き生きとしていた。
そこいらに茂っている月桃の葉の分厚くて大きいこと!
今回の旅の最後で、彼女が沖縄の植物たちとの縁をつないでくれたような気がした。
たくさん仕入れた沖縄のハーブで、いろいろやってみよう。
少しでも交流ができると、植物たちは心を開いてくれるだろうし、自分との相性もいい気がする。

ありがとう。

沖縄でまた、会いましょう。

2013年3月5日火曜日

I am a spring lover



内臓をまもる
 
 
足元のバランスをとる
 
 
要らないものを
たくさん捨てる
 
 
たくさん捨てるための
 
 
 
春が来る
 
 
わたしは
春を愛するひと





先日、花粉症のためのハーブティをつくってほしい、とお友達からオーダーが入った。
聞けば、花粉症とは小さいころから20年以上のお付き合いだという。

植物の恩恵をからだに取り込む手段のひとつとして、
ハーブティのブレンドもなかなかよい感じで出来るようになってきたので、
今の彼女の一助になればと、ありがたく作らせて頂いた。

花粉症によいとされるお茶もいろいろあるけれど、
今の彼女には、ヤロウが大きくサポートしてくれるよう。
いたんだ粘膜を修復したり、内臓をあたためたり、
からだのダメージを穏やかにしていくように、と他にもダンディライオンや
エキナセアなど葉や根のハーブをいくつか組み合わせて。
最後にパラパラ~とお花系のハーブを数種散らし、
春のよろこびという感じも含まれた、計11種類のハーブのブレンドティーに。

…11種類?!も混ぜたことがないので、
はたしてどんな味になっているかと、どきどきしながら試飲。

味は、ふくよかなおじいちゃん、みたいな丸くて滋味深いお味。飲みやすいし、
やさしいけど、いろいろ智慧をたずさえていて、
にこにこしながら力づよく応えてくれそう。



幼少時からの花粉症は、毎年この季節を迎えるときの彼女に
どんな気持ちを与えていたんだろう?

どうぞ、春が来るのを楽しんでね。


I am a spring lover


茶目っ気と願いを込めて、出来上がったブレンドティーにそう名付けた。








2013年1月30日水曜日

2人の太陽のような人へ

 
 
 
 
 

 

the source of JASMINE


20歳の女の子。去年一緒の職場で働いていたのがご縁で、お友達に。
彼女の振りまくおおらかで明るい感じは、見ているだけでうれしくなってしまう。
笑顔の目の光がきれいで、その粒子までピカピカ見えてくるような気がしてくる。
久しぶりに会えることになって、彼女をイメージした香りをお土産に持っていくことに。
彼女の名前の中にジャスミンが入ってるから、ジャスミンを入れるというのだけは決まっていた。
あとは今の彼女にフィットするように、香りを作っていく。
作る合間合間に、いろいろとその人の本質のようなものが浮かんでくるので、
それに近づけていくように、香りを重ねていく。

“the source of JASMINE”
ジャスミン、オレンジ、ティートゥリー、グレープフルーツ、ローズマリー

太陽みたいな明るさはいつも彼女の内側にあって、その源泉を思いだせるような香り。
そんな願いをこめた。あまりに熱中しすぎて、待ち合わせの時間に遅れてしまったけれど(ごめん)。。。
喜んでくれて、とても嬉しかった。


rythmic circulation


‘循環’をテーマに、依頼されていた香りのオイルを今年最初の満月の日に作成。
彼女もまた太陽みたいなスケールのおおらかさをもっている、すごくすてきな人。
満月の満ちるエネルギーが彼女のイメージにはぴったりくる感じ。

今からだの循環があまりよくないそうで、香りをブレンドしながら感じてみる。
おなかのあたりで上半身と下半身がうまくつながっていないような、
ハートや頭が考え事でつまっていて足まで流れが行き届かないないような、
そんな感じで巡りが悪くなってる印象。

“rythmic circulation”
ゼラニウム、ジュニパー、ガルバナム、フランキンセンス、サンダルウッド、スプルース、レモングラス

ゼラニウムはバランスをとるのが得意だし、ジュニパーはさらにむくみの排出をサポートしてくれる。
仕上がりは女性っぽいうっとり系の香りに。

月の満ち欠けのリズムとともに循環を促すように。
ポイントはハートをほんわりやんわりあたたかく満たすこと。
満月から新月にかけては、どんどん排出していく時期なので
そのリズムにのって、この香りが彼女の楽しみ&助けになるといいな。





2013年1月15日火曜日

完ぺきな縁がわのある場所~佐倉・匡画廊~

友人の友人、会いたい人に会いに行った。
その人とは10年前、一度だけ会ったことがあった。

その人の作ったスペースはとてもすてきだから、そして
私もとても好きだろうから、ぜひ行ってみてと言われていた。

10年前の彼女の印象を思い出し、ああそれはすてきな場所に違いないと私も確信した。
早くいきたいなと思っていた。
それは今年になって、すぐに叶った。

私の好きな場所の条件、
大きな窓、差し込む日差し、すこし古くて大事に使われたものたち、
庭が見える、テーブルとイス、お気に入りの本が並んだ本棚。
おいしいお茶と人のぬくもり。

そこには、全部そろっていた。



その場所に入った瞬間、だいすきでたまらない感じが私の中にじわじわ広がってきた。

すごく丁寧にこだわって作られている世界観。だけれど力もほどよく抜けていて、
受け入れてくれる余地がある。

会いたかった人、愛さんはとてもすてきな方だった。
このスペースは木版画家・宮本匡四郎さんの作品を展示する場所として、
愛さんが作った。作品への愛にみちている場所。
愛さん自身もものつくりをする。だからこその愛や本気さがある。

私はそういう空間にいるのが好きだ。人のつくった場所。その人の思いを感じながら、
そこにあるもののつながりを感じるのがとても好きだ。

暮れていく夕日が差し込んできて、きらきらきらきらまばゆすぎる光。
窓から見える庭はもう私がだいすきな感じで、
そこにある縁がわは完ぺきすぎるぐらい完ぺきだった。

ここにいた時間のくつろぎは、なんだかもういいようがなくて、話をしながら
時間はあっという間に過ぎていく。
また来るね、と約束をした。本当にまたすぐに行きたい。
愛さんの作りだしているやわらかくてつよいきらきらした光を感じに行きたい。

:: 匡画廊 GALERIE KYO :: 


2013年1月3日木曜日

2013年あたらしい年のはじめに

あけましておめでとうございます。
すてきな毎日を積み重ねて、みんながみんな自分らしく輝く1年となりますように。

縁がわノ窓はまだはじまったばかり。
今はつぼみのような夢がぽつぽつと芽吹いている、そんな感じです。

そのつぼみは、でも、なんだかとっても面白いものをぎゅっと
詰め込んでいるようで。ワクワクしています。

そのすべての基本は、からだをリラックスさせること。
からだがゆるむと、こわばったままでいるよりもずっと大きな力が
自分の中にあることが分かります。
ゆるんだひと時は、なにより幸福な感じがします。

そんなひと時を、からだに積み重ねていくこと。

そのためには、いろんな知恵があるし、いろんな方法があると思います。
私の知っている私なりの方法を丁寧に行っていきます。

そして私のまわりにとても素敵な仲間がたくさんいるので、
その仲間たちの知恵をかりながら、時には一緒にコラボレートしながら、
ひとつのフィールドではできないような素敵なことを、進めていきたいと思っています。

*天然のやさしい布を使ったもの作り
*日本のハーブ、身の回りの植物を使うこと
*もっともっとよりその方に合わせたセッションの方法
*からだと気軽に親しむ方法、身近な人へのタッチング

などなど、
ご縁のある方に、わかりやすく楽しく届けられるように。
私自身もリラックスして、動く時は動き、自分の中の光をしっかりと見つめながら、
日々積み重ねてからだの自然を楽しんでいきます。

どうぞよろしくお願い致します。






手のひらをさしだしては
天地の恵みをうけとり
手の仕事を尽くしては
日々の営みをくりかえし

忘れものを思い出す仕草で
私たちはここから生まれていける
新しい年の朝
若水を福茶をいただく心で



白井明大 「いただく心で」より











2012年12月23日日曜日

「ねむり×新月の小さなgiftカレンダー」

お友達のイラストレーター、トウフクロさんが参加するカレンダー展のための
カレンダー用に、香りのオイルを作成しました。

明後日25日まで、西早稲田のギャラリー・雑貨 のびのび荘さんにて
展示されています☆
(トウフクロさん他、6人の作家さんのすてきなカレンダーが販売されています)


トウフクロさんの展示風景@のびのび荘


トウフクロさんは眠りをテーマに、「よい眠りから来年を健やかにすごす」
そんなカレンダーにしたいので、そのカレンダーに付ける香りのオイルを作ってほしい、
という依頼を彼女から最初に受けました。

そもそも、肌のデリケートな彼女にシンプルなハーブ水や
瞑想が日課?の彼女へメディテーションオイルを個人的に作っていたのがはじまり。
ハーブの材料は、彼女のお母さんが大事に育てた薔薇の花びらや、お庭のびわの葉だったり。
オイルは、彼女の好みそうな香りを、精油でブレンドしたり。
それもこれも、彼女に合うものを想定できるからなせる技。

カレンダーに合うオイル…?
いろんな方の心地よい眠りを促すような香り…?

むつかしいなあと思いながら、やってみようと依頼をお受けしました。

いつもオイルやハーブ水は新月か満月の日に作っているので、
新月もテーマに加え、眠り×新月をイメージして、11月の新月の日に作成。
2013年、月の満ち欠けのリズムのように、
ぐっすり眠っては元気に目覚められるようにと願いを込めつつ。

そうこうして、たくさんの小さなミラクルが重なっていき、
トウフクロさんとお互いに響きあいながら、
「ねむり×新月の小さなgiftカレンダー」は生まれました。

○新月カレンダーカード2013○ねむる人ハンカチ(手刷り)○香りのオイル                  
 セット~2000円☆

香りは、生まれ変わる朝のための香り rebirth in a deep sleepと名付けられました。
ハンカチに手刷りで刷られた眠るひとの絵の女の子にぴったりです。


このカレンダーを手に取った人それぞれが、何かを感じていただけますように。

のびのび荘さんのブログでも、このカレンダーやトウフクロさんについての
記事がありますので、ぜひご覧ください→☆
 展示は25日までですが、販売はもう少し続けてくださるとか。

でも、もともとの数が少ないので、残りわずかとのこと!(うれしい!)

ご縁のある方に、届くことを願っています。

わたしの方でも、あと少し用意ができますので、欲しいという方がいらっしゃれば
メールの窓口よりご連絡くださいね。

→追記。おかげさまで「ねむり×新月の小さなgiftカレンダー」はすべて完売しました!!
本当にありがとうございました。